先月エンジン単体の持ち込みで、腰下のオーバーホール、
クランクとミッションのベアリング・オイルシール類を交換
したA90ですが、自分でエンジンを積んでみてキックを踏んで
頑張ったけどエンジンが掛からなかったらしく・・・
今日、車両ごと軽トラに積んで持ち込まれました。
取り敢えず圧縮を計ってみます・・・
5kgしかありません!
シリンダーを抜いて・・・
ピストンの傷とリングが1本しか無いけど、これぐらいなら
エンジンぐらいは掛かるはずですが、問題はリングの上下方向の
ずれ!これがリングの張力にストップをかけているのかも?
スズキK90ピストンの在庫があったので合わせてみます・・・
ピストンピンの径は14oで同じですが、ボアが3o大きく
ピストンヘッドの高さが3o低い・・・
他にもいろいろサイズを調べてみましたがピストンピンの径が
14oの小型排気量車がほとんどない!
47oのピストンを調べてみたらトーハツ ニューバーディー
のピストンが47oなので在庫のピストンを合わせてみます。
ピストンピンの径が違います、せめてリングだけでも合えば
良いのですが微妙に形状が違います・・・
やはりK90のピストンで3oボーリングして、シリンダー下面を
3oメンケンしてもらうしかないか?
オーナーと相談してみます・・・