シリンダーが抜けないそうです!
これはGT750のシリンダーを抜くための特注治具です、以前穴の
位置がきわどくて、うちで一回り大きい穴に開け直した治具です。
この治具を使って固着して抜けないシリンダーの抜きチャレンジ
したそうですが、シリンダーの8mmのネジ山が全て舐めてしまった
そうです。
左側は浮いているのですが、固着しているのは右端だけです!
右端の2か所をリコイルでネジ山修整します。
8.3mmのドリルで穴を開けて・・・
8mm用のリコイルタップを立てます。
リコイルを侵入します。
治具を取り付けて・・・
右端のボルトを締め付けて、右から2番目のボルト締め付けた時点で
シリンダーの左側が浮いてくるので・・・
2番目のボルトを支点にしてシリンダーの左上を叩きます。
かなり叩きましたがビクともしません・・・
遂にリコイルが浮いてきました!
今回はどうしてもエンジンの腰下が使いたいらしくて、最悪シリンダー
を破壊してくれても良いと言われているので、エンジンを横向きにして
シリンダーを叩きます!
かなり叩きましたが1mmも動きません!
最後の手段でシリンダーが溶ける覚悟で思いっきり焙ります・・・
焙ってはシバきまくってを繰り返して、ようやく1mmほど動きました!
潤滑剤を吹き付けて、叩きまくる・・・
かなり浮いてきましたが、まだ固い・・・
エンジンを逆さまにして、潤滑剤をたっぷり吹き付けて叩く!
3時間かかって、遂に抜けました!!!
シリンダーは破壊してしまいましたが・・・
エンジンの腰下は無事です!
ピストンも良い状態で・・・
クランクも指でつまんで軽く回ります!
完了!