去年、整備したS82とは違う型です。
フロントのバッテリーボックスやチョークワイヤーがありません。
その代わりに、エンジンフードを開けなくても横の窓からチョークを
開閉出来ます。
始動はキックのみで・・・
バッテリーは6Vの小さいサイズです。
ステップはアルミ板で補修されていますが、見事な鈑金で
仕上げられていてかなりカッコイイ!
まずは、欠品しているポイントの方から見てみます。
ローターを外して・・・
オーナーが送って来た2種類のポイントはS82用だそうですが
どちらも型式違いのポイントで合わないらしい!
ポイントの支点部分に10mmの穴が開いています。
2つのうちの近い形のポイントは支点の穴を4mmにしたら付きそうです。
穴のサイズ変換カラーを作ったら装着できるかもしれないので
作ってみます。
3年ほど前に知り合いのバイク屋さんに譲ってもらった旋盤を遂に
使うときがやってきました!
ドリルチャックなど買った見ましたが、モーターが回るのを確認しただけで
まだ一回も使っていません。
旋盤を使うのは王寺工業の機械実習で触って以来42年ぶりです。
取り敢えず10mmのボルトをつかんで削ってみます・・・
ドリルチャックを付けて・・・
センターに4mmの穴を開けます。
試行錯誤の末、何とか外径10mm内径4mmのカラーが出来ました!
合わせてみます。
ピッタリ・・・
しかし、ポイントの調整ボルトの位置が少しずれていて、コイルにも
接触しています!
センターに空けた穴をずらして作り直します。
2つ目は旋盤に慣れてきて簡単に作れました。
今度は2.5mmずらして穴を開けます。
高さを合わせる為に裏にワッシャを入れて装着します!
どこにも接触せずに稼動します。
ローターを付けてポイント隙間を調整します。
ちゃんと開閉しました!
イグニッションコイルのメインスイッチの線を外し直結状態にして・・・
キックを踏んで点火テストします。
少し弱い様な気もするけど火花が出ました!
今日はここまで。